早いものでもうタカラヅカスペシャルの季節。ついこの間BADDYを観たと思っていたんだけど、月日が経つのは本当に速い。ヅカヲタになってから更に加速したようにも思う。なんたって本公演2回やったらもうそれで1年だ。あまりに短い1年だったけれど、何事も振り返りが大事だというしこの機にタカラヅカを中心とした文化活動を振り返ってみようと思います。
1月
この記事を書こうと思い立ってまずは1月に何をしていたか思い出そうとしたのだけれども、1ミリも思い出せなかった。よく不祥事の弁明で「全く記憶になく…」と言っているのは強ち嘘でもないのかも…と思うくらい当時の記憶がない。まじでこれっぽっちも自分では思い出せなくて、スケジューラーを見たらなんか仕事はしていたらしい。
宝塚
雪組東京宝塚劇場公演『ひかりふる路 / SUPER VOYAGER!』に何度か行きました。そうかあれ1月だったのか…望海風斗さんは友人のご贔屓で、ちょうど雪組にいらした頃にわたしが宝塚にハマったこともありなんだかすごく感慨深かった。作品はわれわれオタクが望海風斗さんに期待しているものをすべて見せていただいた感じで、お披露目公演であんなにボロボロにされるトップさん最高だよなと思いました。至高の存在の祭典の哀れな滑稽さとその後の憔悴ぶりが性癖に突き刺さる。ジョルジュ抱いてくれ〜(マクシムを)
2月
1月と同じくらい何も思い出せないのですが、確か多少忙しかった気が…。
宝塚
月組宝塚大劇場公演『カンパニー / BADDY』に通っていました。別に贔屓が退団するわけでもないのに毎週末ムラに通った(※東京在住)。そこにチケットがあったから……。とにかくBADDYが最高すぎてひたすら二次創作をしていました。まだ描ききれていないというかネタを放出しきらないまま次の公演に入ってしまったのだけど、楽しかったな。いずれ完成させたいと思います。
3月
よくブログを書いた月。長文を書きたくなる周期みたいなのがあるらしい。あとこのへんから読んだ本とか見た映画を記録するようになっていたので、振り返りやすくなりました。行った美術館を記録しなかったのが悔やまれる。
宝塚
2月に引き続き『カンパニー / BADDY』。わかばちゃんや宇月さんのご挨拶に号泣したムラ楽……。あと確か花組東京宝塚劇場公演『ポーの一族』も3月に観たはず。美の暴力としか言いようがなかったです。シーラ(仙名さん)の湿度が高い色香が大好きだった。
その他の文化活動
映画
もうかれこれ20年くらい前から、毎年ドラえもんの春映画を友人たちと観に行っている。基本メンバーは4人なのだけれど、今年は一人が出産直後だったのと、もう一人も家庭の事情でスケジュールが合わず、2人で『ドラえもん のび太の宝島』を観た。キャラクターデザインからどことなく感じるガンダムΖΖ感…。そういえばいつのまにかすっかり水田ドラの声にも慣れたし、わたしたちも4人のうち2人は子育てをしているし、なんならわたし以外は全員結婚しているし、しみじみと月日を感じる。
読書
統一感のないラインナップ…。『細川三代』は『星逢一夜』に登場する嫌味な熊本藩主・細川慶勝さまを拗らせた過程で読み始め、読み切るのに3年くらいかかった本。ハードカバーで厚みが5cmくらいある。『ドリアン・グレイの肖像』は前年の夏に壮一帆さん目当てで『WILDe BEAUTY』を観た際に読んでみようと思って買ったものの積ん読していたものを消化。
4月
宝塚
月組東京宝塚劇場公演『カンパニー / BADDY』に通い詰める。最終的に怒りのロケットが始まるだけで泣く体質に。雪組全国ツアー公演『誠の群像 / SUPER VOYAGER!』も仙台まで観に行った。誠の群像は良い方のダーイシだったけど、般若面の目が光るのはどうかと思います!!
その他の文化活動
映画
前作を観てないくせに『パシフィック・リム:アップライジング』を観ました。前作観てなくても楽しめた。あとで前作をNetflixで観たら本作では結構早い段階で退場した人が前作ではメインキャラだったりして驚いたな。社長がかっこよかったです、変わり身の早さもすごかったけど。
5月
贔屓が東京からいなくなってしまって抜け殻。ゴールデンウィークは劇場に詰めていたら終わった。つくづくタカラヅカと仕事以外何もしない生活を送っているなと痛感する。
宝塚
宙組東京宝塚劇場『天は赤い河のほとり / シトラスの風〜Sunrise』。おキキさまがあんなにカッコいいなんて聞いてないんですけど…。おかげでそんなつもりなかったのにチケット増やしてしまった。場面が切り替わるときは毎回あのチャイナで銀橋渡ってほしい。
その他の文化活動
映画
- 名探偵コナン ゼロの執行人
- 君の名前で僕を呼んで
- 29歳問題
- 殿、利息でござる!
- 超高速参勤交代
- 超高速参勤交代リターンズ
『君の名前で僕を呼んで』ひたすら美しく愛おしく切ない。ぜったいレディースデーに観てはいけなかった、ホームシアターで一人で観たい映画。『29歳問題』は友人に誘ってもらって観た台湾の映画。キャリア積んで私生活もそれなりにやってきて人生をきちんと積み上げていたつもりが、足元に何もなかったことにふと気がつく怖さってあるよなと。迷いが生じがちな年齢として共感性が高い作品。主人公の彼氏がまじでクソ。
あとの3つはなぜ観たのか覚えていないけど、Amazonプライムで視聴。時代もの好きだし軽い気持ちで見られて笑えてよかったです。
そしてさりげなく執行されてました。安室の女にはならなかったけど、安室さんのドライビングテクはすごかった。
6月
贔屓の東上初主演と仕事の波が重なるという地獄の6月。ライフログアプリが日本青年館を職場だと誤認したのには笑った。
宝塚
月組日本青年館公演『THE LAST PARTY』。「ごめん、わたし景子のこと誤解してた……」というのが最初に出た感想。作品としての完成度が高い、美しい物語。景子先生のフィッツジェラルドへの憧れや思い入れをこれでもかと感じた。最小限の人数で、あまり大きくない箱で演じられるからこそ魅力的。あの場の空気は今もはっきりと思い出せる、宝物のような作品になりました。目に焼き付けようと思って本気出したら東京全通してた。
そして合間に月組赤坂ACTシアター公演『雨に唄えば』。ドンコズかわいい!!!かわいい!!!
その他の文化活動
読書
- 推しが武道館いってくれたら死ぬ(平尾アウリ)
- 一行怪談(吉田悠軌)
読書っていうか漫画ですけど、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』、めっちゃ気持ちわかる……の連続。
7月
ラスパ後半戦。終わるとともに「夏は終わった…」とやや抜け殻に。あと32歳になりました。
宝塚
月組ドラマシティ公演『THE LAST PARTY』。あの豪雨の時期とドンかぶりでずっと足元がびしょびしょだった。空は暗いし空気も水けを含んで重くて、それがまた作品の雰囲気と相まってめちゃくちゃダウナーな感じ。ただしわたしのテンションはずっと高かったです。
ラスパが終わったあとは星組東京宝塚劇場公演『ANOTHER WORLD / Killer Rouge』を観劇。礼真琴さんのギラギラにやられる。なんだろうあのヒルズ族感。最高でした。
その他の文化活動
読書
- Tender Is the Night(スコット・F・フィッツジェラルド)
- 移動祝祭日(アーネスト・ヘミングウェイ / 高見浩(訳))
ラスパ観劇中はずっと『Tender Is the Night』を読んでいた。原書で小説読みきったの初めて。スコット自身の言葉で読みたくて頑張ってしまった。1/3くらいは意味が取れてないのでいずれ日本語版の方も読もうと思っています、ってその前に途中まで読んで放置している『The Great Gatsby』の方を読みきらねば…。『移動祝祭日』もラスパ流れで読んだのだけど、フィッツジェラルドに対するやや歪んだ執着が堪らんなと思いました。
映像
7月は映画1本も観ていないのだけど、映像コンテンツという意味ではNetflixで見た『QUEER EYE』がめちゃめちゃ良かった。毎話毎話泣いてしまうし速攻Fab5全員のインスタフォローしました。
8月
改めて思うけど、7月の上旬までラスパやって翌月にはエリザが始まるってスケジュール異常ですね。ものすごい酷暑だったけど、最低限しか外に出なかったのでわたし自身はそんなに影響を受けなかった。
宝塚
雪組東京宝塚劇場公演『凱旋門 / Gato Bonito!』を何度か観劇。凱旋門は話としてむちゃくちゃ重いので覚悟して観たんですが、やっぱり重かった…。ぱららぱらら…をナマで聴けて嬉しかったな。ガトボニはめちゃくちゃクセになる。ガトボニさんのゆる〜いアドリブがかわいかったです。そしてまあやさんマイラブ
下旬からは月組大劇場公演『エリザベート』に。愛希れいかさんがついにご卒業されてしまう…。なんせ贔屓がルキーニなのでこちらもめちゃめちゃ緊張したし心配しましたが、幕が開いてみたら全然大丈夫だった。さすが!
その他の文化活動
映画
わたしは別にジェダイの騎士ではないんだけど、よく一緒に映画観に行く同僚(職場内「月に一回は映画を観ようの会」のメンバー)がジェダイなので『ハン・ソロ』を観た。賛否あるみたいだけどわたしは楽しかったです。ヒロインかわいい。
舞台
咲妃みゆさん目当てで『GHOST』に。平日夜の回に行ったら雪組生総見みたいになっていてヒエッてなりました。幕間ふつうにロビーにいるし!ゆうみちゃんがうらけんさんとちゅっちゅちゅっちゅしているので雪組生さんの情操教育に良くないのではないかと心配しましたが、作品は良かったです。森公美子さんのパワーよ…スーパースターだった。
9月
相変わらずエリザに通っていた。このときも毎週末遠征していたので、仕事か宝塚か、その合間に映画を観るか…みたいな感じ。
宝塚
8月から引き続き『エリザベート』。台風や代役や、色々なことがありすぎた。遠征の合間には花組東京宝塚劇場公演『MESSIAH / Beautiful Garden』にも行きました。細川様の裃が再登場していて俄かにアガる。
その他の文化活動
映画
『オーシャンズ8』以外はNetflixにて。とにかくオーシャンズ8がツボすぎてやばい。そこから「過去作が見たい」→『オーシャンズ11〜13』、「ケイトさまの出演作が見たい」→『エリザベス』、「女性が活躍する映画が見たい」→『ゴーストバスターズ』と派生していった形。
10月
今思うとエリザの公演期間って長かったんだな。東宝に来て通いやすくはなったが、チケットは取りづらくなるというジレンマ。この頃から徐々に仕事の雲行きが怪しくなってくる。あと全然本読んでないな…仕事のお勉強みたいなのが多かったからか。
宝塚
月組東京宝塚劇場公演『エリザベート』。ルキーニのアドリブを収集するのに夢中だった。わりと回数観た方だと思うけど、聞き飽きない楽曲はやはり素晴らしい。
その他の文化活動
映画
話題がだいぶ広がってから観た『カメラを止めるな!』、笑えるし最後はほっこりするしでとても良かったです。わりとよくあるバックステージものなんだけど、テンポが良くて楽しく見られた。
11月
仕事がヤバイ。それに尽きる。エリザしか観てないし仕事がヤバすぎて何もできなかった。
宝塚
『エリザベート』が終わってしまった…。
12月
相変わらず仕事がヤバく、まだ宙組は観られてません!(明日観ます)読書はちょっとだけ再開しました。
宝塚
今月まだ一回も宝塚を観ていなくてびっくりする。が、今日明日と立て続けに観るので一応書いておくと
観劇予定です。
その他の文化活動
映画
お茶を(そんなに熱心ではなく)習っているので観ようと思っていた『日日是好日』を公開期間ギリギリに滑り込み。物語というより、掛け軸や庭の美しさを観るための映画という印象。そして大学時代にQUEENにめちゃくちゃハマっていたので是非とも観なければならないと思っていた『ボヘミアン・ラプソディ』もようやく観られました。ファンだから楽しめる、というのも多分にあった気がするけど、ライブ感覚で楽しめる。
読書
- 銃・病原菌・鉄(ジャレド・ダイヤモンド / 倉骨彰(訳))
「ちょっと前に話題になってたよな〜」と思ったら初版1997年て……ずっと読もうと思っていたので、読めてよかったです。
舞台
これは明日観に行くんですが、『Broadway Christmas Wonderland』。サンタがラインダンスの0番にいるとか観たいに決まってるだろ!!
以上、2018年の振り返りでした。映画は意外と観ていたけど本は全然読めなかったので、来年はもっと読書に時間を割きたい。あとお茶をちょっと真面目にやりたいと思います。タカラヅカに関しては変わらず観に行けたらいいなと。
この話は以上です。